社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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IT業界と粉砕機業界

2014年5月

パソコン、3D CAD、電子ボード、デジタルマイクロスコープ等のIT機器をこのたびまとめて入れ替えた。日進月歩のこれらの機器は、リースアップする頃には買い替えの時期を迎えることが多いが、弊社の商品は20年でも30年でも使えるので、お客様に買い替えをお勧めするのは容易ではない。代理店からは「もう少し壊れやすい機械を作ってくれないと困る!」と苦情を言われる始末だ。

世にコンピューターと呼ばれる大型電子計算機が登場したのが1950年頃だから、たった60年で写真でも情報でも瞬時にあらゆる場所に届けることができたり、自動運転の車が街中を走っていたり・・・更に驚くべきはPC画面を見ながら兵器を扱い、地球の裏側で戦争をしているサラリーマン兵士が誕生していることだ。まるでTVゲームそのもの。
それらを可能にするために、我々の生活空間を目に見えない大量の情報が飛び交っていると思うと何とも不思議な話だ。 ライト兄弟の複葉機が36m飛んでから、たった66年後に人類は月に立っていたことにも驚嘆したが、IT革命はそれを上回る人類史上最大の革命に違いない。 鉄腕アトムに描かれていたことが次々に現実のものとなっている。私には更に50年先を創造することなどとてもできないが、あえて言うなら次なる発展は"ドラエモンの世界を現実"ということになるのかもしれない。"翻訳こんにゃく"や"どこでもドア"が手に入る、そんな時代が来るなら長生きもしてみたい。我々のものづくりはIT業界のようにはいかないが、3000年前からある粉砕原理を大切に科学し、お客様のご要望に応えられる装置の開発をしてゆかなくてはならないと思っている。 


1903年

1969年

3000年前

現在の石臼式粉砕機