社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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GWツーリング

2010年5月

 ゴールデンウイークに一泊で信州木曽路を一人ツーリング。初日諏訪湖辺りを走行中、ふっと学生時代に住み込みでバイトをしていた温泉宿のことを思い出し、急遽進路反転。茅野市奥蓼科にある温泉宿を目指した。営業している確証は無かったが、とにかく行ってみたくなった。茅野市街から40分ほどの山の中。途中見覚えのある風景を見るにつけだんだん思いがこみ上げる。当時生活を共にした仲間達や宿のご家族のみなさんの顔がはっきりと思い出された。奥蓼科温泉郷の終点近くにある宿が、なんと31年前の姿で迎えてくれた。高鳴る鼓動を抑え、そっと玄関を開けると受付カウンターにいたご主人がこちらを見て、数秒間じっと私を見た後・・・「えっ、マスコーじゃないの!! え~っ、ほんとかい! 実は一昨日君のことが話題に上ってさ・・・いやー、虫の知らせってこのことかな!」というわけで、ご主人と私は瞬時に30年前にタイムスリップ。奥さんも加わりしばし昔話に花が咲いた。宿も我々の気持ちも何も変わっていないのに、今は30才になるご子息が切り盛りしていて、世代交代。 私がバイトをしていたときにはまだ生まれていなかったご子息が・・・。 何かとても複雑というか、不思議な気持ちになった。人の一生は正しく短編小説の如くである。一生懸命に仕事して、一生懸命に家族守って、一生懸命にやりたいことをやらないと人生もったいない。そんな気持ちにさせられた。「一生懸命」私の好きな言葉。その後再会を約束し、進路を一路南にとり目指すは木曽の御嶽山へ。

  御嶽山には7月1日の山開き以降に毎年必ず登山に行くが、今回は初めてバイクで乗り付けた。なじみの宿の女主人が温かく迎えてくれた。エンジンを切ると瞬間に静寂が我が身を包む。ウグイスの鳴き声と木々の葉が風にそよぐ音だけの自然界。 私が宿泊した5日は一人の泊まり客もいない貸し切り状態。400kmしか走っていないのに、風呂と食事をいただくと30年前の余韻に浸りバタンキュー。翌日は木曽路をふらふら、風の吹くまま気の向くままに、景色のいい場所や道の駅などに立ち寄った。この時間は私にとって最高の3Rタイム(リラックス・リフレッシュ・リハビリ)・・1泊ではなんとも物足りないが、今回は野暮用も多かったので仕方なし。夏休みに再挑戦だ!

御岳湖湖畔
御岳湖湖畔
御嶽山ワインディングロード

御嶽山ワインディングロード →
遠くに中央アルプスを望む